身体にしこりを見つけたらどうしますか?
しこりは見ただけ触っただけでは、ある程度の予測はつくかもしれませんが、本当に様子を見ていて良いものなのかどうかはわかりません。
当院では、血液検査、レントゲン検査、超音波検査、内視鏡検査、細胞診検査、病理検査、場合によってはCT・MRI検査を利用して診断していきます。
また、こうして診断した様々な腫瘍に対して、内科治療・外科治療・抗がん剤治療・再生医療・インターフェロン治療・対症療法を組み合わせて治療しています。
動物さんの体調、飼い主様の希望に合わせて検査・治療を選択していきますので、どんな些細な疑問でもお気軽にご相談ください。
細胞診検査
細胞診とは、病変部(しこりなど)に細い針を刺して採取した細胞を特殊な染色液で染め、顕微鏡で観察する検査です。
多くの場合、その場ですぐにできる検査(結果は後日となります)で鎮静や麻酔の必要はありません。
ただし、ごくわずかの細胞で判断するため、診断が出ないこともあります。
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肥満細胞腫
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高グレードリンパ腫
病理組織検査
病変部そのもの、またはその一部を摘出して顕微鏡で観察・病気の診断をする検査です。
細胞診よりも多くの細胞を観察できるため、より確実な診断を出せます。
局所麻酔で摘出できることもありますが、基本的に全身麻酔での処置となります。
当院では再生医療(免疫療法)を利用することも可能です。
メリット
- 3大療法(外科手術、化学療法、放射線治療)との併用が可能。単独でも利用可能です。
- 腫瘍の進行を遅らせることができる。
- 副作用が少ない。