一言に皮膚病と言っても、その原因は様々です。
中にはすぐには特定できないものもありますが、原因を見つけてあげないとなかなか良くなりません。
治療法も全く異なる場合もあるので、早期に診断をつけて治療に臨む必要があります。また、耳鼻科や腫瘍科と重なる部分があることから、様々な検査を組み合わせて原因を追求することが重要です。
よく診察で遭遇する皮膚の症状
- 皮膚が赤い
- 臭いがする、臭いが強い
- 出血している
- 床ずれを起こしている
- あぶらっこい
- フケが多い
- 痒がっている
- 毛が抜けている
- できものができている、大きくなってきた
- 皮膚が薄くなってきた
- 耳が臭い、液がでている
このような症状がある場合には、一度病院で相談することをお勧めいたします。
主な皮膚病の原因
- 感染性、寄生性…細菌、真菌(カビ)、ウイルス、マラセチア、ノミ、マダニ、疥癬
- アレルギー性…食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、植物性アレルギー、ノミアレルギー
- 内分泌性…甲状腺、副腎、性ホルモン、糖尿病
- その他…免疫介在性、腫瘍性、心因性、異物など
検査について
皮膚病では、アレルギー検査や細菌・カビの検査などの様々な検査が行われます。
中には、皮膚の一部を取ってくる皮膚生検という検査もあります。この検査では、診察には参加していない病理専門の先生が診断を出します。当院では、この病理の先生と密に連携を取るようにしているため、より的確な診断を出すことができます。
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正常な皮膚の病理組織
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炎症有り
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毛包虫