橈尺骨骨折(前脚の骨折)
9歳のわんちゃんの骨折です。前腕は橈骨と尺骨という2つの骨から成り立っていますが、その両方が折れてしまっていました。
術前レントゲン
今回はロッキングプレートという比較的新しい種類のインプラントを設置し骨折を整復しました。
一般的に成長期を終えたわんちゃんは骨折の治りが悪く、治癒がなかなか上手くいかないケースが非常に多いです。
術後レントゲン
手術から半年以上経った現在、当わんちゃんは元気に歩くことができています。
橈尺骨骨折(前脚の骨折)
3歳のわんちゃんの骨折です。前腕は橈骨と尺骨という2つの骨から成り立っていますが、その両方が折れてしまっていました。
術前レントゲン
今回はロッキングプレートという比較的新しい種類のインプラントを設置し骨折を整復しました。今回のわんちゃんは過去に2回腕を骨折しており、元々の骨の変形が認められました。
術後レントゲン
現在、当わんちゃんは再度骨が折れることがないよう定期的な検査を行っています。
大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)
1歳のわんちゃんの症例です。
歩く際に右後脚を挙げたままにしてしまうという症状で来院されました。
レントゲン撮影を行ったところ、右の太ももの骨の一部に異常が見つかり、大体骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)が疑われました。大腿骨頭壊死(レッグ・ペルテス病)は太ももの骨の一部(股関節にあたる部分)が壊死してしまう病気です。
壊死してしまった骨は再生できず、また痛みの原因となるため、壊死している部分を外科的に取り除く大腿骨頭切除術や人工関節の設置術を行います。この治療を行うことでほとんどの動物はまた問題なく歩行できるようになります。
術前レントゲン
今回は大体骨頭切除術を実施しました。
術後レントゲン
手術から半年以上経った現在、当わんちゃんは元気に歩くことができています。