【デグー】3大疾患 デグーさんの糖尿病①
2019.9.26 -[ハムスター]
こんにちは。
獣医師のyouです。
今日も元気に独り言をつぶやきます。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;このブログの筆者。動物のお医者さんやってます。
ウォーキング・デッ○を最新シーズンまで見終えました。
彼らはいつになったら幸せになるのでしょう?
;動物看護師。おたまちゃんのママ。ついでに獣医師youの奥様。
食欲の秋です。ご飯はyouの3倍は食べます。
デザートも3回戦まであります。毎晩。
あとの事は知らない。
;おたまちゃん。1歳ちょっと児。
動きがミニオンに似ていることに気付く。
全てが、バナナ〜〜〜と言っているように聞こえます。
;二匹の猫。つみれ(三毛)・うなぎ(黒白)と呼ばれます。
「大きくてダメな飼い主(前回参照)」はただのエサ係と思われている様子。
エサ係はシャンプー係でもあることを思い出させる予定。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今、病院のホームページを改装工事中です。
写真の画質が良すぎたため、私の肌の荒れと無精髭の具合が世界中に発信されてしまいました
恥ずかしい。
全力で加工してくれと頼んでおります。
が、なぜかそこに関してはなかなか変わらずにいます。
まぁ、お肌ツルツルもどうかと思いますけど。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
また約一年ぶりになってしまいました。
デグーさんのお話です。
色々書いて、一周する頃には1年経っているんですね…
最近、また新しいカテゴリーで記事を書こうかなーとか考えているので、また次回はいつになることやら 笑
しかも、猫さんに続けて糖尿病
このままいくと、それぞれの動物で糖尿病の話をするのか
と思われそうですが、そうではないです
特別、デグーさんでは他に比べてこの病気の発生が多いので取り上げてみました。
ワンちゃん、ネコちゃんと同じ治療法が使えなかったり、そもそも検査自体やれることが限られていたり。
そんな中でどうやって付き合っていけばいい病気なのか、解説していきたいと思います。
前回までの、
【ネコ】オシッコが甘い??ネコの糖尿病
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12504788064.html
と見比べながら読んでみると、理解しやすいかもしれません
○デグーさんの糖尿病は何型かよくわからない
エキゾチック動物さんのお話をするときによく使うセリフ「よくわからない」。
今回も使ってしまいました。
イヌは1型、ネコは2型…と国家試験の時には覚えたものですが、ならデグーは
となると、諸説あるためここでは明記しません。
ただ、ヒトの糖尿病を研究するときに使われるデグーさん。
それほど糖尿病にはなりやすいので気をつけなくてはいけません。
〜〜復習〜〜
糖尿病の1型・2型とは
・1型糖尿病;インスリンが作られていない。
・2型糖尿病;インスリンは作られているが、何らかの原因で効きにくい。
(他にもいくつか分類はありますが、ややこしくなるので書きません。妊娠糖尿病とか。)
と、どこかの獣医さんのブログに書いてありましたね。
○なんで糖尿病になりやすい
「インスリンの活性が低いから」と言われることが多いです。
これは、弱めのインスリン(血糖値を下げる働きがあります)しか持っていないから糖尿病になりやすいという意味です。
一説によると、野生では高血糖になるどころか飢餓状態でいることが多いため、強いインスリンは必要無いから、ではないかと書かれています。
ところが、ペットのデグーさんはオヤツなどを貰い、常に血糖値が高い状態にある。
だから糖尿病になってしまうわけですね。
実際に、果糖を少し多くしたフードに変更することで簡単に糖尿病になる可能性があります。(実験用の糖尿病デグーさんはこの方法で)
○どうしたら糖尿病に気付ける(症状について)
糖尿病になると、
・元気がない
・食欲がない
・水をすごく飲む。オシッコも多い。
・痩せる
・白内障になる
・毛がゴワゴワになる
…と、様々な症状が出てきますが、多くは糖尿病じゃなくても出てくる症状なんです
また、オシッコが甘くなるので、自分もしくは同居のデグーさんがオシッコを舐めているなんてこともあります。
○糖尿病になると腎臓病にもなる
糖尿病のことを調べていると、腎臓病についても書かれているものがほとんどになります。
これは、「血液中の糖分が腎臓の血管を傷つけてしまうから」
もちろん、デグーさんでも例外ではありません。
糖尿病も腎臓病も非常に厄介な病気。
どちらにもならないように、おやつは控えめにしてあげてくださいね
ということで今回はここまで。
次は検査や治療についてまとめていきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
“勝手にイヌコラム”
Q;ハスキー犬について教えて
A;なんでも、遠吠えがハスキー(しわがれ声)だったからみたいですよ 笑
で、シベリアで飼われていたからシベリアン・ハスキーと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
余談、
冒頭の獣医師youのひとり言で登場している
我が院のホームページですが、
なななんとトップ画を我が家の長男、うなぎくんが飾らせていただいております
うちのやんちゃボーイがとっても凛しく見える…。
やっぱり、プロのカメラマンさんってすごいですね
ぜひ、お時間ありましたら彼の勇姿を見にきてやってください
今週はここまで!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
また来週