【ウサギ】足の裏から血が!足底皮膚炎とは②
2020.4.23 -[ご挨拶]
マスクは使い捨てから使い回しの時代になったのでしょうか。
患者様のマスクを見ていると世の中の傾向がわかって面白いです。
こんにちは。
獣医さんやっております。youです。
登場人物紹介
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;筆者です。いつもは小動物の診察をやっています。
携帯は昔っからauユーザー。
その前はdocomoだったのですが、その変更理由は…
飲み会での持ちネタにできるくらいのお話があります。
;動物看護師長。おたママ(おたまのママ)。たま奥(たまに私、youの奥様)
結婚と同時にauに強制加入。
そこに関しては珍しく不満はない様子。
;食欲モンスターおたま。このブログが上がる頃には2歳になっている…
相変わらずちょっと何言ってるかわからない。
アーウー(au)ユーザー。
;二匹の猫。つみれ(つみさん)・うなぎ(うなさん)と呼ばれます。
自宅に帰ると誰もいないはずなのにテレビがついている。
リモコンのボタンを押すのは上手。
;ハリネズミのウニ子です。20時間以上は寝ていると思われます。
人間どもには、勝手に毎週2回インスタに載せられています。
眠いのに叩き起こされて写真を撮られます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
さて、先日ケーキ屋さんをやられているという飼い主さんがいらっしゃいました。
診察中に聞かれたのですが、
「動物用のケーキって売ってるじゃないですかあれって、何を材料にして作ってるんですかね。」
(私は診察中、高確率で雑談をしてしまいます。)
「確かーーーに
」
よく売っているのは見ますが、考えてみれば動物用ケーキって何でしょうか。
動物さんは普通ケーキ食べないし…塩分糖分控えめにしてるの…
タンパク質や脂肪分のバランスは
よくよく考えてみたらイマイチよくわかりません。
嗜好性が高くてお腹壊しにくいもの、ってところですかね。
調べてみます。
むしろ知っている方、教えてください
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ウサギの足底皮膚炎の続きです。
(ソアホックとも言いますね)
足の裏から血が出ていたらやっぱり痛いですよね
なんとかしてあげたいのですが…今日のお話は治療についてです
治療は原因によって違ってきますが、何が原因なのかわからないことも…
そんな時には原因と思われるものを1つずつ除外して、場合によっては治療してみるということも必要です
前回はコチラ
【ウサギ】足の裏から血が!足底皮膚炎とは①
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12585928581.html
○重症度によっては治すのが非常に困難なことも
〈軽度〉
皮膚の表面が赤いだけ、腫れているだけくらいの軽症のものでは、悪化しない様に維持していくのがメインになります。
〈重度〉
潰瘍ができていたり、化膿していると言った重度な場合はかなりしっかりとした治療が必要になります。
〈末期〉
骨にまで達している様なかなり末期のものは、非常に治療が難しいです。
つまり、早めに気付いて治療してあげてくださいってお話です
○床材
硬い床材が原因なら、クッション性のあるものに。
湿っていることが原因なら、水捌けの良いものにする。
つまるところ、今と違う床材に変えてみましょうということです
ただ難しいのは、ウサギさんそれぞれに合う合わないが有ること。
変更してみて良化すればいいですが、悪化することもあるので…。
ワラで編んだマット、乾草、おがくず、バスマットなどを使います。
(バスマットはかじってしまうなら使用できませんのでご注意を)
○運動不足
運動不足はかかとへの負荷が大きくなり、血行不良にもなります。
なので、いつも以上に外に出してあげることも大事です。
でも中には、すぐに運動をやめて動かなくなってしまう仔もいますよね
そんな時にはこまめに出してあげましょう
あ、皮膚炎があまりにもひどい場合には運動制限しないといけないこともありますよ
○太り過ぎ
控えめに言っても肥満だな…と思う場合、ダイエットしましょう。
ペットの肥満の原因は、100%飼い主さんです。
(病気で太っている場合にはこの限りではないですけど、ウサギさんでは滅多にありません)
自分で食べ物見つけてくることはないですからねぇ
おやつは最低限にし、ペレットもちゃんと適量を計って、乾草はたくさんあげる様にします。
○スタンピング(足ドン)が多い
これは何でやっているのかわからないことも多いんですよね。
大抵、何かしら訴えていたり、ストレスだったり。
騒音、別の動物、小さな子ども、落ち着ける環境でない、寒い・暑い…飼い主さんにしかわからないこともあります。
何とか改善してあげましょう
○もちろん、対症療法も併用です
包帯を巻いたり、消毒したり、痛み止め、抗生剤、外科手術という方法もあります。
それぞれ気をつけないといけないこともあるので、これらは獣医さんが判断してくれることでしょう。
例えば、包帯は気にしてかじってしまったり、全く動かなくなる場合には使用できません
ウサギさんはかなり神経質なことも多いです。
野外ではそうでないと生きていけないのですが、治療の大きな障害になることも。
その仔その仔に合わせた治療が必要になります。
今日にでも、ウサギさんの足の裏をチェックしてみてくださいね
✴︎足ドンは私の造語です 笑
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
“勝手にイヌコラム”
Q;イヌは花粉症になるの
A;いわゆる鼻水が出たり、くしゃみが出たりする様な症状は稀です。
それよりもアトピー性皮膚炎という皮膚が痒くなることが多く見られます。
花粉にアレルギーがあるかどうかは、検査をしないとわかりません。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
余談、
おたまちゃん、先日2歳の誕生日を迎えました
出産から2年…あっという間でした…
なーんにも出来なかったのに
いつの間にか歩けるようになり、走れるようになり、服が着られるようになり、コップからお茶が飲めるようになり…。
その時その時は大変だったような気がしますが
無事に大きく元気に成長している姿に
感極まってしまいます
改めて今しか味わえない大変さも愛おしく感じた妻さんです
そんな私をよそに、何やら後ろから忍び寄る影…。
本当に子育ては飽きませんね(笑)
今週はここまで
最後までお付き合い頂きありがとうございます
また来週