【プレーリードッグ】土の中で生活するリス?プレーリードッグとは①
2021.8.3 -[症状から考えるシリーズ]
獣医師が1人増えて、かなり時間に余裕ができた獣医師youです。
色々やりたい事があったので夢が広がります。
登場人物紹介
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;筆者です。動物のお医者さんやってます。割とポンコツです。
学生時代、「おしゃくそ」と呼ばれていた。
え、意味「おしゃべりクソ野郎」の略です。
せめて「おしゃれなクソ野郎」の方がイケイケ感が出ていて良かった。
;動物看護師長。おたアヒママ(おたまアヒルのママ)。言いにくい。
海外に住んでいた頃「サイレント忍者」と呼ばれていた。
本人はいじめられていたと思っている。
いや、そもそもサイレントじゃないと忍者務まりませんから。
;よく泣くジャイアン。3歳児。新人1号。おたまと呼ばれる。
髪型がサザエさんになってきました。
その頭は地毛なのかしらと通りすがりのおばあちゃんに言われる。
;アヒル先生。新人2号。安定の後頭部ちょいハゲ0歳児。
ピノキオ(マリオのお友達?であるキノコ頭のアイツ)に似ている。
見た目はもちろん、動きがそっくり。
:訳あって集まって来た動物たち。
:夜のお誘いが激しいつみれさん。
ジーーーーーっとこっちを見てゴロニャンしてくる。
妻さんに「嫌な女」と呼ばれる雌猫(避妊済)。
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冒頭でもありました通り、病院に獣医師が増えました。
実は、開業してからずっと1人でやってきました。
1人は大変とか時間がかかるとか言われますが、なんと言っても寂しい。
看護師さんに相談しても大抵無視されます。
私の相談相手としてきてくれた(と思っている)獣医さんに感謝です。
ちょっとはお休みできる日が来るかもしれない…と思っただけで楽しくなってしまいます。
あ、ちなみにイケメン獣医師です。
スタッフがなんとなくご機嫌です。
これまでも男(私です)はいたはずなのに…こんちくしょう
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ブログを始めてから数年が経ちますが、実は初めて書かせていただきます。
プレーリードッグ。
似た動物さんにジリスがいますが、こちらのお話は次回にします。
そのうち、プレーリードッグさんやジリスさんを飼育されている方々には「一緒にするな」と言われてしまうかもしれないですが、それぞれで書いていくとネタが無いので…
病気編では似た様な病気がほとんどなので、まとめて書くことが多くなると思います。
どちらも知らない方は、「こんな動物もいるんだなぁ」と思いながら読んでもらえると嬉しいです。
○プレーリードッグとは
ネズミ目リス科プレーリードッグ属の動物の総称です。
そう、リスの仲間なんですね。
ただし、リスみたいに木の上で生活するわけではなく、地面に穴を掘って生活しています。
日本で見られる多くはオグロプレーリードッグという種類になります。
特に断りがない限り、ここではオグロプレーリードッグについて書いていきますね
○輸入が禁止されている動物
プレーリードッグは2003年以降、輸入が禁止されています。
「えぇ…飼っている人知っているけど密輸…」
と思われるかもしれませんが、禁止される以前に輸入した個体を繁殖させて販売するのはOKとなっています。
だから珍しいし、高価となってしまうんですね。
ちなみに禁止された理由は、人にも感染する病気であるペストや野兎病を媒介する恐れがあるからです。
○どんなところに住んでいる
ズバリ、アメリカの真ん中らへん。
…全然、ズバリでもなんでもないですね 笑
草地に住んでおり、警戒時には「キャンキャン」という犬に似た鳴き声を出すため、「草地の犬」という意味でプレーリードッグと呼ばれる様になりました。
○社会性がとっても強い
群れで行動をしているというのはもちろんなのですが、鼻を擦り付けあってコミュニケーションを取ったり、毛繕いをしたり、敵が近付くと鳴いて仲間に知らせるといった社会的な行動をとります。
なので、単独で飼育する場合にはヒトが群れの一員になってあげないといけないです。
(そう簡単なことではないのですが…)
○害獣として虐殺されていた時代がある
プレーリードッグは穴を掘って生活します。
それも群れで生活するため、生息地はボコボコに穴が空いています。
また、草をメインに食べて生きています。
この穴に家畜が足を引っ掛けていまい怪我をする、また、草を食べられてしまうという理由から毒や銃で殺されていた時代がありました。
輸入が禁止される前は「害獣だけど、捕まえて海外に出せば売れるんだぜ」とか思われていたのかなぁ、とか考えてしまいます。
今回はここまで。
次回は、もう少し具体的に飼育法などを解説していきます。
ではまた来週。
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“明日から使える生き物の不思議クイズ
”
Q;鳥はオナラやおしっこをする
A:どっちもする
B:おしっこだけ
C:オナラだけ
D:どっちもしない
A;
人間はオナラをします。
でも、憧れのあの娘はオナラはしません。うんちもしません。
鳥は空を飛びます。
そのために体は軽い方がいい。
と言うことは、腸は短い方がいい。
腸が短いので、発酵によるガス(オナラ)が溜まる暇はありません。
ではおしっこはどうでしょう。
おしっこも重いので、鳥さんはおしっこしません…なんてことはなく、溜めておくということをしないだけで実はうんちと一緒に捨てています。
ということで答えはBの「おしっこだけ」でした。
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〜番外編〜
「プロが撮ると別人」
病院犬おこげのお話
当院では毎月2回パピーパーティーを開催しいます
※感染症対策をしっかり行なった上、少人数で行っております。
当院の病院犬、おこげさんも大型の子たちに混じらせて頂いています
そのパピーパーティーに来て頂いている
カメラマンさんがいるのですが、
その方が撮ってくれるおこげさんの表情が
とってもキラキラしていて、
やっぱりプロの方ってすごいなあと、感心してしまいます
こちらがその写真たち
どれもとっても表情豊かで素敵ですよね
自分の写真フォルダに眠っているだけなのは
勿体なかったので、
この場を借りて披露させて頂きました(笑)
やっぱりプロの方が撮る写真ってすごいです(感心)
暑い日が続いておりますので、
皆様お身体にお気をつけてお過ごし下さいね
今週はここまで!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
また、来週